投資のテクニカル分析でよく使われる「時系列チャート」と「ローソク足」について
1. 時系列チャートとは
定義:株価や為替、商品価格などの値動きを「時間の経過」に沿ってグラフ化したもの。
横軸(X軸):時間(分、時間、日、週、月など)。
縦軸(Y軸):価格。
目的:過去の価格推移から「トレンド」「サイクル」「変動のパターン」を読み取り、将来の動きを予測するために利用されます。
時系列チャートにはいくつか種類があります:
ラインチャート(折れ線グラフ):終値を線で結んだシンプルなもの。長期トレンドの把握に便利。
バーチャート(棒グラフ):始値・終値・高値・安値を棒状に表すもの。
ローソク足チャート:日本発祥で、世界的に最も広く使われる。
2. ローソク足とは
構造:
胴体(実体):始値と終値の間を太い四角で表す部分。
終値が始値より高い場合 → 「陽線」(価格上昇、白や赤で描かれる)。
終値が始値より低い場合 → 「陰線」(価格下落、黒や青で描かれる)。
ヒゲ(上ヒゲ・下ヒゲ):その期間内の高値と安値を表す細い線。
意味:
市場の「売り買いの力関係」を視覚的に表現。
1本のローソク足だけでも「強気・弱気の勢い」がわかる。
3. ローソク足の基本パターン
ローソク足は単体でも複数の組み合わせでも、相場の心理を反映しています。
大陽線:強い買い圧力、上昇トレンドの勢いを示す。
大陰線:強い売り圧力、下落トレンドの勢いを示す。
十字線:始値と終値が同じ付近 → 売り買い拮抗、転換点のサインとなる場合あり。
カラカサ(下ヒゲ長):一度売られたが買い戻された → 下落後の反発サイン。
トンカチ(上ヒゲ長):一度買われたが売られた → 上昇後の反落サイン。
4. 投資における活用
トレンド分析:ローソク足の並びから上昇・下降・横ばいを判断。
転換シグナル:「ダブルトップ」「包み足」「はらみ足」など、組み合わせパターンから相場の転換を予測。
投資心理の読み取り:投資家の強気・弱気がどちらに傾いているかを可視化。
✅まとめると、時系列チャートは価格推移の「全体像」を捉える道具であり、ローソク足はその中でも特に「投資家心理」を読み取れる強力な表現方法です。
両者を組み合わせることで、テクニカル分析の精度を高めることができます。
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